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特発性(とくはつせい)血小板減少性(けっしょうばんげんしょうせい)紫斑病(しはんびょう)(ITP)(あいてぃーぴー)に ついて

ITPとは

  • 血小板減少の原因となる他の明らかな病気や薬の服用がないにもかかわらず、血小板数が10万/μL未満に減少し、出血しやすくなる病気です。
  • 発症後6ヵ月以内に治癒(ちゆ)する「急性型」と、6ヵ月以上続く「慢性型」に分類されます。

ITPの症状

ITPでは、以下のような出血の症状があらわれます。

  • 点状や斑状(はんじょう)の皮膚にみられる出血
  • 歯ぐきからの出血、口腔粘膜出血
  • 鼻血
  • 便に血が混じったり、黒い便が出る
  • 尿に血が混じって、紅茶のような色になる
  • 月経過多、生理が止まりにくい
  • 重症な場合は、脳出血
ITPの症状

参考:難病情報センター ホームページ(2022年12月現在)

ITPの原因

明確にはなっていませんが、免疫の異常によるものと考えられています。

血小板を攻撃する自己抗体が産生されると、自己抗体は血小板に結合し、脾臓(ひぞう)中のマクロファージに取り込まれて血小板の破壊が亢進するために、血小板数が減少すると考えられています。

ITPの原因