服用期間中の注意
タバリス®錠服用時の検査
- 効果の確認及び副作用を早期に発見するために、以下の検査が定期的に行われます。
□ 血圧
□ 血液検査 - 医師の指示に従って、定期的に検査を受けてください。
- ご自宅で血圧を測定する場合には、少なくとも2週間に1回、同じ時間に血圧を測定し、冊子版「タバリス®錠による治療を受ける方へ」巻末の「血圧の記録」に記入してください。

タバリス®錠の副作用
タバリス®錠では、次のような副作用があらわれることがあります。
- 下痢
- 高血圧
- 好中球減少
※好中球とは、血液中の白血球のうち、体内に入った細菌を殺す細胞です - 肝機能障害
- 感染症

服用期間中の注意
タバリス®錠の主な副作用
下痢
主な症状:排便回数の増加、軟便、水様便
- 下痢が発現した場合には、脱水を起こしやすいので、水分を十分に摂取するようにしてください。
- 1日4回以上の下痢が続く場合は、医師にご相談ください。
- 下痢の症状によっては、休薬することや、下痢止めのお薬が処方されることがあります。

高血圧
主な症状:頭痛、めまい、肩こり
- 副作用の早期発見のため、医師の指示通りに定期的に血圧測定などの検査を受けるようにしましょう。
- 自宅で血圧を測定した際、最高血圧140mmHg以上、または最低血圧90mmHg以上となる状態が続く場合には、医師にご相談ください。
- 頭痛やめまい、肩こりは様々な要因で起こる症状ですが、高血圧が要因となることもあります。そのため、気になる症状があれば、まずご自身で血圧を測るか、かかりつけ医を受診ください。症状のある時に血圧が高いことが続く場合は、医師にご相談ください。
- 検査結果により、休薬や中止、お薬の量を減らすことや、血圧を下げるお薬が処方されることがあります。

感染症
主な症状:咳、痰、鼻水、発熱
- 肺炎等を発症する場合があります。
- うがい、手洗いをこまめに行い、外出の際にはマスクを着用するなど、感染症の予防を心がけましょう。
- 気になる症状が現れた場合は、医師にご相談ください。

好中球減少
主な症状:突然の高熱、さむけ、のどの痛み
- 副作用の早期発見のため、医師の指示通りに定期的に検査を受けるようにしましょう。
- 検査結果により休薬することがあります。
肝機能障害
主な症状:からだがだるい、発熱、白目が黄色くなる、
食欲不振、吐き気・嘔吐、腹痛、発疹、かゆみ
- 副作用の早期発見のため、医師の指示通りに定期的に検査を受けるようにしましょう。
- 普段と違う、からだのだるさ、食欲不振、発疹等の症状が出た場合は、医師にご相談ください。
- 検査結果により、休薬や中止、お薬の量を減らすことがあります。

副作用と思われる症状や、上記以外でも副作用と思われる症状や、上記以外でも気になる症状がある場合は冊子版「タバリス®錠による治療を受ける方へ」巻末の「血小板数・血圧・症状の記録」に記入し、すみやかに医師にご相談ください。
